化粧品は、基本ベース配合成分香料と色素補助成分の4つの成分で構成されています。これら4つの構成成分は、商品のコンセプト、安定性、使用感のどれかの目的のために配合されているものです。
 化粧品の全成分が表示されるようになり、余りにもたくさんの成分が配合されているのに驚かれていることと思いますが、成分がそれぞれ役割を持っているのです。その成分の役割と機能を理解して、化粧品選びの参考にしてください。


  基本ベース
 いわゆる基材となる成分で、化粧品の土台になるものです。化粧水、美容液、乳液、クリームなどの用途に合わせて作られる骨組みの部分となる重要なものです。
 化粧品のサッパリ感やシットリ感、或いはジェルタイプ、ヨーグルトやシャーベットのような肌触りなどの使用感に合わせて作られていく基本となるものです。
 大きく分けて油性成分、水性成分、粉末成分、乳化や可溶化のための界面活性剤の4つに分類されます。
油性成分 油脂 ヒマシ油、ツバキ油、オリーブ油、アプリコット油など
高級脂肪酸 ステアリン酸など
ロウ類 ミツロウ、ホホバ油など
炭化水素 ワセリン、流動パラフィン、スクワランなど
高級アルコール セタノール、イソステアリルアルコールなど
エステル油類 ○○○エステル
水性成分 精製水 水質基準に適合した「上水道水」を原水として、金属イオンを除去したもの。
アルコール 主に、エチルアルコール
増粘剤 カルボマー、キサンタンガムなど
粉末成分 有色顔料 アルミナなど
白色顔料 酸化チタン、酸化亜鉛など
パール剤 酸化鉄、雲母系合成パールなど
体質顔料 タルク、カオリン、マイカなど
界面活性剤
(乳化・分散・可溶化剤)
ステアリン酸グリセリル、ジメチコンコポリオールなど


  配合成分
 出来上がった基本ベースに命を吹き込む大切な役割を担うものです。
 美白目的の化粧品、或いは抗老化作用を目的としたもの、肌に保湿や張りをもたらすといった様々な目的に合わせて役割や機能を果たすセールスポイントとなる部分に当たります。
 この中には保湿剤、収斂剤、洗浄剤、清涼剤、紫外線防止剤などの成分が含まれます。
保湿成分
(柔軟材)
加水分解コラーゲン、グリセリン、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、プロピレングリコール、ヒアルロン酸ナトリウム、ラベンダー油など
収斂成分
(制汗剤)
クエン酸、乳酸、硫酸アルミニウム、レモン水、ハマメリスなど
清涼成分 メントール、エタノール、カンフル、ユーカリ油など
紫外線防止剤 酸化チタン、酸化亜鉛、オクチルトリアゾンなど


  香料と色素
 化粧品に存在感をもたらすのが、この香料や色素の役目なのです。
 満足感や楽しさを表す重要な部分であると同時に、天然系の色素には、ビタミン効果を兼ね備えているものもあります。
 香料は現在、天然・合成を合わせて約1500種類が化粧品に使用されています。
 視覚や嗅覚が及ぼす心の作用が、肌にも影響することが判明しており、化粧品の大事なポイントとされています。


  補助成分
 防腐剤、酸化防止剤、金属封鎖剤など、商品の品質をある一定期間保たせる、安全という重要な役目を担うものです。
 空気中に存在しているカビや雑菌などは、栄養分の高い化粧品の中では繁殖が速く肌にとっても危険です。化粧品をお使いになられてからも、安心して肌を任せられるよう、働いてくれる大切な成分群なのです。
防腐剤 パラベン、ソルビン酸など
酸化防止剤 トコフェロール(ビタミンE)、アスコルビン酸など
金属封鎖剤 エデト酸ナトリウムなど



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